リボ払いに救われたと思った女の末路 #怖い話
「あのとき、リボ払いがなかったら…私は詰んでた。」
最初は、ほんの少しの買い物だった。
でも、生活費が足りない月、クレジットカードの“あの選択肢”に救われた気がした。
月々の支払いは一定。
思っていたより負担も軽い。
――そう思っていたのに、残高はなぜか減らない。
支払いの半分以上が“利息”だったと気づいたのは、数ヶ月後。
それでもやめられなかった。
もう、引き返せないほど“未来”を前借りしていた。
これは、“リボ払い”という一時の安堵にすがった女が、
じわじわと沈んでいく現実に気づくまでの物語。
朗読:VOICEVOX 春日部つむぎ