S&P500指数 過去の暴落と現在
株式市場は短期的には変動が激しく、下がる時期もあれば上がる時期もあるもの。
しかし、過去のデータを見れば、長期で持ち続けた人は報われているケースが多い。
過去の暴落と回復までの期間(米国株式を例に)
歴史的に見ても、大きな暴落は何度もあったが、時間をかけて市場は回復し、さらに成長を続けている。
暴落の原因 下落率 回復までの期間
ブラックマンデー(1987年) −22.6%(1日で) 約2年
ITバブル崩壊・同時多発テロ(2001年) −49.1% 約7年
リーマンショック・世界金融危機(2008年) −56.8% 約5年半
コロナショック(2020年) −33.9% 約半年
例えば、リーマン・ショックの時は、S&P500が約57%下落し、回復するのに5年以上かかったが、一方コロナ・ショックでは急落したものの、半年で元の水準に。
つまり、暴落は必ず起こるものの、時間をかければ市場は回復している。
S&P500の長期リターン(過去のデータ)
・1年後 → 上がる確率:75%(25%はマイナス)
・5年後 → 上がる確率:88%(12%はマイナス)
・10年後 → 上がる確率:94%(6%はマイナス)
このデータが示すように、短期の変動は避けられないが、長期で持てば持つほどプラスになる可能性が高い。
長期投資を続けることで、短期の暴落に一喜一憂せず、市場の回復と成長の恩恵を受けられる可能性が高くなる。