自分で借金を返せないよう忘八に罠を仕掛けられる 遊女の借金事情【大河べらぼう】
遊女は幼い頃に身売りされた時点で借金を抱え、客を取り続ける生活を強制されます。
店は、遊女が自力で借金を完済しないように、着物の新調や禿のお世話をはじめとする出費を強制しており、遊女は常に金に困っていました。
店は遊女の出費を増やすために呉服屋と組んで相場より高い金額で着物を売りつけ、キックバックを受けるなど、遊女が適度に借金を抱え続けるようにコントロールしています。
今回は、武家のように身の破滅に繋がる高利貸しの餌食になったわけではなかったものの、僅かな借金がきっかけで人生をコントロールされて自由を失っていた遊女と借金の関係について紹介します!
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参考文献
永井義男『図説 吉原事典 (朝日文庫)』
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石井良助『女人差別と近世賤民』
https://amzn.to/3ZW22oI
髙木まどか『吉原遊廓―遊女と客の人間模様―』
https://amzn.to/4iQ83fd
水上宏明『金貸しの日本史(新潮新書)』
https://amzn.to/3Yb59Jq
小野武雄『吉原・島原』
https://amzn.to/4l808vf
堀江宏樹『三大遊郭 江戸吉原・京都島原・大阪新町 (幻冬舎新書)』
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【画像引用】
大河ドラマべらぼう公式サイト
【目次】
1:12 遊女の借金の始まり
5:04 遊女の借金が増える理由
11:15 借金を拒む遊女
#大河べらぼう #べらぼう #女郎 #大河ドラマ
座頭金に関連して作ってみました。
現代と違って借金で人をコントロールできる幅が大きすぎて怖い…
忘八とはよく言ったものだ。
搾取システムがここまで徹底してるとは思わなかった。
世知辛い、世知辛いなぁ。
江戸時代は生かさず頃さず…。
穏やかなボイスで中和できないくらい胸糞悪いお話でした