コンビニ狙う新手の詐欺 ターゲットは“外国人店員”
8月29日夕方、静岡市内のコンビニエンスストアで外国人店員が売上金をだまし取られる詐欺事件がありました。同様の事件は2018年10月にも静岡市内で起きていて、増加している外国人店員をあえてターゲットにした新手の犯罪とみられています。
8月29日午後5時ごろ、静岡市葵区のコンビニエンスストアに店の関係者を名乗る男から「両替をするのでお金を確認して持ってきてほしい」と電話がありました。電話を受けたのは外国人の店員。指示通り現金15万円を持ち出し、知らない相手にお金を渡してしまったということです。電話がかかって来たとき店舗には複数の店員がいましたが、全員が外国人でした。同様の事件は2018年10月にも。今回とは別のコンビニが狙われたものですが、この際も電話がかかってきた時間帯に店内には外国人の従業員しかいませんでした。
人手不足の深刻化を支える担い手として、外国人の労働者は近年、急激に増えています。犯人はコミュニケーションがまだ不自由な外国人店員をターゲットに詐欺を仕掛けた疑いもあり、警察は捜査を進めるとともに、こうした犯罪に気を付けるよう注意を呼び掛けています。