日銀ETF売却で暴落？大損？日銀が大株主の日本株ランキング

「日銀が大株主」の企業ランキング（2024年3月末時点）

順位 銘柄名 間接保有額（億円） 間接保有割合（％）
1 アドバンテスト 12,902 24.7%
2 TDK 5,843 20.1%
3 ファーストリテイリング 29,601 19.7%
4 太陽誘電 921 19.5%
5 日東電工 3,796 19.2%
6 コムシスHD 882 18.7%
7 日産化学 1,442 18.1%
8 東京エレクトロン 33,450 17.9%
9 トレンドマイクロ 1,976 17.9%
10 コナミグループ 2,452 16.6%

　日銀がETF購入を通じて株式を間接保有し、「大株主」となっている推計保有比率

ランキング1位は半導体試験装置大手のアドバンテストで、2024年3月末時点の日銀の間接保有割合は発行済み株式の24.7％に達した。

2位は電子部品大手のTDKで保有割合は20.1％、3位は「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングの19.7％だった。

日銀、ETF売却決定 100年以上かかる異次元緩和処理

日本銀行は2025年9月19日の金融政策決定会合で、保有するETFとJ-REIT（ジェイリート）の市場売却を決定し、ETFを簿価ベースで年間約3300億円、J-REITを50億円のペースで進める方針を示した。

この決定は異次元金融緩和の資産処理の一環で、植田和男総裁は売却完了に100年以上かかると指摘し、市場の混乱を避けるための準備を整えて開始すると述べた。

政策金利は0.5%に据え置かれたが、田村直樹氏と高田創氏の2審議委員が0.75%への利上げを主張して反対票を投じ、発表後日経平均株価は一時800円超下落したものの最終的に257円高の3万8925円で引けた。

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