西日本豪雨巡る補助金詐欺 宇和特紙元社長ら初公判 「運転資金を…」【愛媛】 (23/04/12 19:00)

西日本豪雨で被災した企業などを支援する県の補助金がだまし取られた事件で、詐欺の罪に問われている紙加工品メーカー元社長ら3人の裁判が12日に始まりました。被告らは起訴内容を認めました。

初公判を受けたのは、西予市宇和町の紙加工品メーカー「宇和特紙」の元社長・大西 和人被告(62)、元経理部長の三好照夫被告(62)、取引先企業の元専務関勇一郎被告(52)の3人です。

起訴状によりますと、3人は西日本豪雨からの復旧を支援する「グループ補助金」
を巡り2019年8月と翌年2月、リースしていた機械を新しく購入したようにウソを県に申請。約6700万円をだまし取ったとしています。

被告らはいずれも起訴内容を認めました。

検察は動機について「経営状況が悪く、赤字だった会社の運転資金を得るため犯行に及んだ」と主張しました。

大西被告らは県などで作る財団からも2200万円をだまし取ったとして、被害届が出されていて検察は追起訴を予定しています。

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