近畿日本ツーリスト静岡支店を詐欺容疑で7時間捜索　ワクチン接種業務の過大請求は全国14.7億円か

新型コロナへの対応をめぐる不正について、本格的に捜査が進められます。近畿日本ツーリストによるワクチン接種業務の過大請求について、警察は静岡市内でも家宅捜索を行いました。

斉藤 力公 記者　「午前10時前です。2人の捜査員がビルの中へ入っていきます」

1日午前 大阪府警の捜査員が、静岡市葵区にある近畿日本ツーリスト静岡支店に捜索に入りました。

斉藤 力公 記者　「午後5時前です。押収した資料でしょうか、複数の捜査員が段ボールをもって出てきました」

捜索は約7時間行われ、捜査員が段ボールを車に積み込んでいきました。

（4月12日）近畿日本ツーリスト・高浦 雅彦 代表取締役社長　「大変申し訳ございませんでした」

近畿日本ツーリストをめぐっては、東大阪市で新型コロナのワクチン接種に関する業務を請け負っていた際、実際の人数よりも多く申請し、約3億3000万円の過大請求をしていたことが発覚しました。

その後 焼津市など他の自治体でも同様の問題が明らかになり、不正は最大14億7000万円に上る疑いが持たれています。

大阪府警は静岡や大阪などで押収した資料をもとに、詐欺の疑いで捜査を進めることにしています。

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