73歳コンビニ店員 ニセ電話詐欺を防止
コンビニで働く73歳の女性がニセ電話詐欺の被害から同じ世代の男性を守りました。
警察から感謝状が手渡されました。
佐賀県・白石町の樋渡妙子さん(73)です。
5月、コンビニに70歳代の男性が来店しました。
男性は電子ギフトカード5万円分を購入しようとしていました。
樋渡さんは購入額に目を止めました。
不審に思い尋ねてみると、案の定、典型的なニセ電話詐欺の手口が浮かび上がってきました。
男性は、パソコンに現れた「ウイルス=トロイの木馬に感染しました」の文言と一緒に表示された電話番号から片言の日本語でギフトカードを買うよう指示されていました。
樋渡さんには苦い経験がありました。
4年ほど前のこと。
当時勤めていた店で同じように騙されたお客さんが電子マネーを購入するのを止めさせることがきませんでした。
人の弱みや隙につけこむニセ電話詐欺を跳ねのけるには、互いに助け合い、ひとりぼっちにならないことが大切です。
警察は「樋渡さんのような人がひとりでも多く現れ、電子ギフトカードでの詐欺はできない風潮になっていけば」と称えました。