動機は借金返済、ギャンブル…児童手当1億円超だまし取る 元市職員に実刑判決 福島
多額の児童扶養手当をだまし取った罪に問われている福島県会津若松市の元職員の男に、懲役3年6か月の実刑判決が言い渡されました。判決を受けたのは、会津若松市の元職員・小原龍也(おばら・たつや)被告(52)です。判決によりますと、会津若松市のこども家庭課の職員だった小原被告は、2019年から去年にかけ、うその児童扶養手当の書類を作成し、合わせておよそ1億1100万円をだまし取りました。26日の判決公判で、地裁会津若松支部の中川卓久裁判官は、「支給手続きを熟知していた立場を利用し、悪質で違法性の高い犯行」と指摘。動機については、当初は借金返済で犯行に及び、返済後はギャンブルなどにあて、酌むべき事情は乏しいとしました。また、1800万円あまりがいまだ弁償されていないなどとして、小原被告に懲役3年6か月の実刑判決を言い渡しました。
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