日本生命の元営業部長、ウソの保険契約で約1億5000万円詐欺か「借金の返済やギャンブルに使った」

 生命保険大手「日本生命」の営業部長だった男が、客らから約1億5000万円をだまし取ったとして、逮捕・起訴されていたことがわかりました。

 詐欺の罪で26日までに逮捕・起訴されたのは、日本生命・阪神支社、西宮北営業部の営業部長だった林泰之被告(37)です。

 起訴状などによりますと、林被告は、福岡県に住む男性にウソの保険の契約をもちかけ、約1億4000万円をだまし取ったとされるほか、元同僚や知人にウソの投資話をもちかけ、1000万円あまりをだまし取ったとされています。

 警察の調べに対し、林被告は「借金の返済やギャンブルに使った」などと話していて、去年3月、日本生命を退社しています。
 会見を開いた被害者の男性 
 「日本生命を信用して8年間くらいずっと騙されていたことに関して、強い憤りを感じます」

 日本生命は、この5年で、林被告を含めた職員17人が金をだまし取る事案があったと明らかにしていて、「再発防止とコンプライアンス強化に努める」とコメントしています。

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