女と再訪【本覚寺(詐欺寺、ブラ寺)】位牌堂
真言宗醍醐派を離脱し、独立の寺として霊視鑑定を行ったが、消費者センターに苦情が寄せられ、詐欺商法だとして損害賠償請求が次々と起こったため、一時的に活動を中止。その後、休眠状態にあった和歌山県の高野山にある「明覚寺」を買収し、関西地区で同様の活動を再開したが、こちらでも損害賠償請求が多数起こち、愛知県警により明覚寺系列の満願寺(名古屋市)の僧侶らが摘発された。
「組織ぐるみの違法性が認められる」文化庁が和歌山地方裁判所に宗教法人明覚寺に対する解散命令を請求、和歌山地裁は解散命令を出した。明覚寺は最高裁まで争ったが棄却されて解散になった。犯罪を理由にした宗教法人の解散命令は、オウム真理教に次ぐ2番目。
相談者が現れると僧侶による霊視を行い、不安を煽るような事を伝え供養料・祈祷料として数百万の支払いを要求。相談者が金額に驚くと、「祈祷・供養をしないと、あなたの悩みは深くなる、家族に祟りが起こる」などと説得、それでも「お金がない」というと「借りてでも支払え、生命保険を解約して支払え、家族とお金どっちが大切なんだ!」と強く支払いを要求され、「家でよく考えて見る」などと悩む素振りを見せると、
「今すぐ決めないと大変なことになる」、「人に相談している余裕など無い」と、その場での支払いの同意を求められた。相談者は、その場の異様な雰囲気に飲み込まれたり、悩みを打ち明けた霊能者にもっともらしく言われる事で、結果支払いに同意してしまうという、典型的な詐欺の手口に次々と引っかかっていった。茨城県久慈郡大子町北富田1704ー3