複数のクレジットカード会社や消費者金融などから借金を重ね、返済が困難になってしまう「多重債務」。その実例と、相談窓口「多重債務110番」を紹介します。【東京サイト】9月2日(月)「多重債務にご用心」
複数のクレジットカード会社や消費者金融から借金を重ね、返済が困難になる「多重債務」。
消費生活センターには、多重債務の相談が多く寄せられています。
都内で一人暮らしをする60代のAさんは、1年前に体調を崩し、パートをやめ、収入が夫の遺族年金を含めた年金14万円になり、生活が苦しい状態です。
体調を崩す前まではパート代を含め24万円の収入があり、孫へのプレゼント代などをクレジットカードのリボ払いにしていて、毎月約3万円返済していました。そのパート代がなくなり、Aさんは返済のために消費者金融からの借り入れを繰り返すようになり、さらに光熱費や物価の高騰で生活費の一部も借り入れするように。1年後には債務が合計で約100万円まで膨れ上がり、返済に困ったAさんは消費生活センターに相談しました。
センターでは債務の状況を確認後、弁護士や司法書士など債務整理の専門家につないでいます。
Aさんはセンターに紹介された専門家から、「任意整理」(今後の利息の免除・減額や毎月の返済可能な額・期間について話し合い、事業者の合意を得て支払う)の提案を受け、今後の返済の目途をたてることができました。任意整理の注意点としては、一定期間新たな借り入れができなくなったり、新規ローンが組めなくなるといったデメリットがあります。多重債務に陥らないためには「借金返済のために借金をしない」ことが鉄則です。
東京都消費生活総合センターでは、9月2日(月)・3日(火)の2日間、「多重債務110番」を実施しています。
【東京サイト】
毎週月曜~金曜 午後1時45分から
https://www.tv-asahi.co.jp/t-site/
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