#3541 情報漏洩。アコム社員 出向先の地銀から預金者情報10万件以上を自社に。提携先のアコムから八十二銀行に出向の社員が誤ってアコムにメール 2024.10.20.
アコム社員 出向先の地銀から預金者情報10万件以上を自社に
2024年10月16日 20時40分 金融
NHKニュース
消費者金融大手のアコムは、業務提携先の長野県の地方銀行に出向していた社員が本来は共有してはいけない銀行の預金者の個人情報を10万件以上、自社に流す不適切な取り扱いがあったと発表しました。
アコムの発表によりますと、業務提携先の長野県の地方銀行、八十二銀行に出向していた社員が銀行の預金者の名前や電話番号といった個人情報を自社に流す不適切な取り扱いがあったということです。
アコムと銀行の業務提携では、カードローンのサービスを契約した預金者のみ、個人情報を共有できるルールになっていましたが、契約する前に本人の同意を得ることなく10万件を超える個人情報を自社に流していました。
また、八十二銀行と合併する予定の長野銀行のカードローン契約者についても、本人の同意がなければ情報共有ができないことになっていましたが、同意を得ていないにもかかわらず名前や住所、電話番号、借入残高などの個人情報、1800件余りを自社に流していました。
理由については、出向者が情報共有のルールを誤認していたためで、入手した情報で営業はしておらず、すべて削除したと説明しています。
アコムは「大変なご心配とご迷惑をおかけしましたことを深くおわび申し上げます。より厳格に個人情報の取り扱いを行うよう社員教育を再徹底いたします」とコメントしています。
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八十二銀行と長野銀行の10万人以上の顧客情報が漏洩 提携先のアコムから八十二銀行に出向の社員が誤ってアコムにメール
10/16(水) 17:58配信
長野放送
八十ニ銀行
八十二銀行と長野銀行の10万人以上の顧客情報が漏洩していたことがわかりました。提携先の「アコム」から八十二銀行に出向していた社員が誤ってアコムにメールで送っていたということです。第三者への流出などはないとしています。 八十二銀行によりますと漏れていたのは長野銀行とカードローンの契約を結んでいた1828人と八十二銀行と預金取引のある個人10万4523人の氏名や電話番号などです。 八十二銀行にはカードローンなどの取り扱いで、大手消費者金融会社「アコム」の社員が出向しています。 2026年1月の合併に向けて八十二銀行と長野銀行はカードローンの統合を進めていて、3社は「機密保持契約」を結んでいました。 今回、出向社員が勘違いして「機密保持契約」では認められていない氏名や電話番号などの個人情報を出向元の「アコム」にメールで送っていたということです。 アコム社内での利用や社外への流出は無いことを確認し、情報は破棄したため被害拡大の恐れは無いとしています。 八十二銀行では8月にも約2800件の企業情報を契約先に誤ってメールする事案が起きていて、社内で調査した結果今回の情報漏洩が発覚したということです。 八十二銀行は「今回のケースを重く受けとめ管理体制の強化や再発防止策を行う」としています。