「詐欺かもしれない」違和感覚えたコンビニ店長がまた”お手柄” 秋田・横手市 (2024/12/03 20:46)
巨額の詐欺被害が後を絶たないなか地域の目で被害を防いだケースもあります。
これまで6回にわたり詐欺被害を防いだコンビニ店長から学びます。
特殊詐欺の被害を未然に防いだとして横手警察署が感謝状を送ったのはローソン横手二葉町店の店長・東海林和美さんとパート従業員の伊藤信之さんです。
実は東海林店長がこれまでに特殊詐欺を防いだ回数はなんと6回。今回は初めて別の店員と一緒に特殊詐欺を防ぎ自身が持つ秋田県内最多記録を更新しました。
気さくな人柄で普段から来店客との何気ないやり取りを大切にしているという東海林店長。地域との密なつながりで幾度となく地域の安全を守ってきました。
今回2人が感謝状を受け取ったのは先月中旬の出来事。来店した60代の女性客が「3万円の電子マネーがほしい」「どこにあるか?」とレジにいた伊藤さんに尋ねてきました。詐欺かもしれないと違和感を覚えた伊藤さんですが声をかけるのを躊躇していました。
そこに…「3万円」という高額なカードの購入に思わず顔を見合わせた2人。その後東海林店長が変わって対応した際伊藤さんは学んだことがあるといいます。1つは東海林店長が女性に放った第一声。女性が電子マネーの購入に慣れていない様子だったため警察から配布されたチェックシートを見せながらまずは自分の意志で買おうとしているかを確認しました。
もう1つはお客さんの気持ちを大切にしたこと。
詐欺だと断定するのではなくその可能性があると伝えた上で壊れたパソコンを直したいという女性の気持ちを1番に対応しました。