統計史上最悪の数字に 福岡でニセ電話詐欺多発
去年福岡県内で確認されたニセ電話詐欺による被害は件数、被害額ともに統計史上最悪となりました。
半数以上は国際電話による犯行で、警察は発着信を停止するなど対策を呼び掛けています。
警察によりますと去年1年間のニセ電話詐欺の認知件数は849件、被害額は約23億3000万円と2004年からの統計史上最悪となりました。
警察官を騙り、「あなた名義の口座が犯罪に使われている」などと話しSNSに誘導した上、ビデオ通話などで偽の警察手帳や逮捕状などを見せて信じ込ませ、金銭をだまし取るなど、手口が巧妙化しているということです。
また認知件数の約6割が「+1」や「+44」などから始まる国際電話番号からかかってきたものだということです。
警察は固定電話を対象に国際電話からの発着信を休止できる、
「国際電話停止サービス0120−210−364」の利用など対策を呼び掛けています。
このほか、去年1年間のSNS型投資・ロマンス詐欺の認知件数は664件、被害額は約69億4000万円で被害者の7割が40代以上となっています。